養豚・養鶏プラントの性能を支えるヨシモトアグリ営業技術部社員のインタビュー

STAFF INTERVIEWスタッフインタビュー

完成検査とアフターメンテの要!
データ分析でプラントの生産性を支えます

2022年入社

営業技術部

とことん調べて答えを出したい
探究好きな性格にフィットする環境

昔から環境問題に関心があり、大学では微生物由来の水素エネルギーについて研究していました。就職活動中にオンライン企業説明会で、水と微生物の力で悪臭の原因物質を除去する「生物脱臭システム」の話を聞き、ヨシモトアグリならこれまでの学びを生かせそうと感じたのがエントリーのきっかけです。ずっと緑豊かな北海道で暮らしていましたが、畜産とは接点がなかったので、どんなものか知りたいという純粋な興味もありました。

卒業後は研究機関ではなく一般企業に就職しようと決めていました。ある数値の推移を追って、相関を調べる研究は好きでしたが、24時間つきっきりで実験を見守ることを仕事にしたら、長く続けられないだろうと思ったからです。また、「北海道から出てみたい」という気持ちもあったので、東京駅近くに本社があり、海外研修もあるヨシモトアグリを知って強く惹かれたことを覚えています。

技術開発センターを拠点に
完成検査・機能検証で全国を飛び回る

入社した2022年4月1日は、ちょうどヨシモトアグリがIoTやAIなどに関する基礎研究の拠点として技術開発センターを立ち上げたタイミングでした。営業技術部には私を含む社員5人が所属しており、埼玉県上尾市にある技術開発センターを拠点に勤務しています。

ヨシモトアグリの養豚・養鶏プラントは“高気密・高断熱”が特徴で、建屋の中に、空調設備や脱臭システム、農場から離れた場所から空調などを管理できる「遠隔管理システム」など様々な設備を導入しています。プラントをお客様に引き渡す前の完成検査は営業技術部の大切な業務の一つです。試運転で動作テストをし、各機器が正しく結線されていることが確認できたら、農家さん向けに説明会を開いて、日々の操作やエラー発生時の対応などをレクチャーします。

生産能力にこだわって設計した養豚・養鶏プラントは、正しく安全に使っていただくことが重要です。引き渡し後に不具合があれば、営業技術部が全国のお客様の農場に赴いて原因を診断し、問題解決にあたります。機器の交換などのメンテナンスのほか、工事前の見積もり段階で、エンジニアリング部が作成した建物の図面から容積を計算して必要な機材の個数を割り出したり、外部機関で行った建築資材の強度試験の報告書を作成したりするのも営業技術部の役割です。

不安だらけだった出張もついに独り立ち
土地の魅力に触れながら自分を磨く日々

営業技術部の仕事は幅が広いため、作業ごとに主担当を決めて分業し、チームでお客様の課題解決にあたっています。2年目の私はプラントの換気計算書の作成や、お客様のニーズに応じた空調機材の選定など、空調関係をメインに経験を積んでいる最中です。

先日初めて、農家さんに豚舎の空調設備の操作説明をする「空調説明会」を担当しました。上司の空調説明会を初めて見学した時から「7回目からは一人でやってもらうからね」と予告されており、常にデビューまでの残り回数を意識して準備を進められたので本番はバッチリでした。

その一方で、独り立ちの機会が突如訪れることもあります。先日、メンバーのピンチヒッターとして熊本の農場に出張し、飼料タンクの重量計の修理作業を行いました。この作業を一人でやるのは初めてでしたが、今までの現場を思い出し、頭をフル回転させてなんとか乗り切りました。ミスなく完遂できたのは、上司が私の成長度を見て「今ならできる」と信じて任せてくれたことが大きいと思います。無理のないペースで実務経験を積むことができるよう、配慮してくれる上司にはいつも感謝しています。

お客様の農場は基本的に街中にはないので、出張時も自分で車を運転して向かいます。最初は運転に苦手意識があったので、研修先の現場へ出発する際、引率の先輩にも緊張が伝わって「大丈夫?」と心配されたほどでした。しかし、不思議なもので、2年目の今では逆に運転が好きになっています。その土地のグルメを堪能できるのも出張の醍醐味です。

寡黙だけど情熱的なチーム
一人で分析するだけでは得られないものも

営業技術部のメンバーは普段の口数こそ少なめですが、質問をすると何でも詳しく教えてくれる気さくな人ばかりです。入社前や新人時代だけではなく、ある程度成長したあとも丁寧に指導してくれる先輩社員の優しさと、会社全体の和気あいあいとした雰囲気に救われています。

入社以降、自分自身でも変わったなと感じるのは、わからないことをすぐ周りに聞くようになったことです。昔は何でも自分で調べないと気が済まず、作業にも時間がかかっていましたが、農家さんのニーズに応えるためには対応のスピード感も重要です。先輩や取引先とのコミュニケーションから、新しい知識や高度な技術をどんどん吸収して、もっと農家さんに頼っていただける技術者を目指したいです。

これからも農家さんのニーズに応えるために

近年では家畜に与える餌(穀物飼料)の価格が高騰し、農家さんの経営も苦しい状況が続いています。高価な飼料を無駄にしないためのシステムや、限りあるエネルギーを有効活用する仕組みを提供することで、技術の面から畜産の発展に貢献していきたいと考えています。

個人としては部署の既存タスクの中で対応範囲を広げつつ、ドローン撮影や分かりやすく、見やすい取扱説明書の作成など、他の方がまだやっていないような業務にも挑戦してみたいです。

一日の流れ

  1. 8:50

    出社

  2. 9:00

    メールチェック、CADを使った図面作成、結線図の作成、各種計算など

  3. 12:00

    昼食

  4. 13:00

    営業からの技術的な相談に回答、お客様のお問い合わせなどに対応

  5. 17:30

    終業

ひとこと

北海道で生まれ育ったので今も生活の中に緑が欲しいと感じることがあります。仕事のオンオフを切り替えるため、昼食は木々が生い茂っている近所の公園で食べることが多いです。夕食は基本的に自炊しています。ロードバイクが趣味で休日はサイクリングでリフレッシュをしています。

就活生へのメッセージ

ヨシモトアグリに入社するまで、仕事とはおおよそやることが決まり切っていて、教えられたものをそのままやるだけだと思っている節がありました。しかし、実際は違っていて、自分から「こうした方が良いのでは?」と提案すると「じゃあそれをやってみて」と、与えられた仕事に自分なりの工夫を加えることができます。自分の提案で仕事が進むと、意義や喜びを感じます。

社会人でないと知ることが出来ないこともたくさんありますので、これから社会に出る方々には、「会社員も案外悪くない」とお伝えしたいです。

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