養豚・養鶏プラントの設計に携わるヨシモトアグリの営業職インタビュー
STAFF INTERVIEWスタッフインタビュー
動物の研究から畜舎設備の最前線へ
「共創」に取り組む営業職のホープ
2020年入社
東京本社 エンジニアリング部
インターン先でよく目にした
「ヨシモトアグリ」
どんな会社?と調べたことが入社のきっかけ
入社前は大学で、農作物の被害を引き起こすハクビシンという野生動物の食性を研究していました。農学部を選んだ理由は、幼少期に昆虫や金魚を育てた経験から「生き物について深く知りたい」と考えたためです。実習などで作物を育てる機会が多く、その過程で農作物被害の多くがハクビシンによる食害と知り、実際に彼らが何を食べているのかを調査することで、誰かの役に立てたら……と思う気持ちがありました。
これらの経験から、就活でも“動物と関わる仕事”を軸に企業を調べ始めました。複数の農場でインターンを経験するうちに、どこに行っても「ヨシモトアグリ」の名前を目にすることに気がつきました。畜産の現場を知れば知るほど、設備の重要性を感じ「ヨシモトアグリなら、施設を通じて日本の食肉生産に貢献できる」と思い入社を決めました。
入社半年で畜舎の基礎を学びOJTで設備の種類や適した条件を習得
設計・建築に関しては知識がなく、入社1年目は何もわからない状況からスタートしました。配属部署に関係なく、新入社員はまず“畜舎とは何か”を知るために研修で建設現場に行き、職人の方と一緒に建築や設備の配線などの作業工程を学びます。1~2カ月目は、現場で飛び交う建築用語がわからず手も足も出ないのですが、3カ月くらいすると「次はこれ」という段取りがわかってきて、職人の方とコミュニケーションが取れるようになってきます。半年で現場の研修は一区切りとなりますが、私の場合は現場研修が終わっても“まだまだ分からないことだらけ”という感覚でした。
現場研修後、エンジニアリング部に配属となりました。エンジニアリング部は、お客様の要望をヒアリングし、豚舎に設備やシステムを導入するプランを作成して施工や受け渡しのフォローをする営業部署です。入社4年目の現在は、営業補佐としてCADを使用した計画図面の作成と、予算算出、資材運搬の手配を任されています。豚舎は外見こそ大きく変わりませんが、導入する設備のメーカーや仕様は条件によって細かく異なります。「うちではこれが標準だから」という説明では通用しないため、ほかのお客様の現場も頻繁に視察して、どんな機器をどのように導入しているかを勉強する毎日です。
輸入品の手配やレンタカーでの出張、現場監督の補佐までこなす4年目
輸入品の手配業務も私の仕事です。養豚・養鶏プラントの設備は約7割を輸入に頼っているため、海外の取引先との交渉が欠かせません。海外からの資材が届かないとその分工期が伸びてしまうため、ズレが起きないようにシビアな調整を心がけています。
豚舎物件の営業としては、最近、群馬県のお客様から子豚を飼育する豚舎4棟の改修工事を受注し、工事の進捗に応じた資材の搬入、組立指導、見積作成等をひとつの工事で経験しました。途中、必要な部品の数が足りず、メーカーに電話して全国からかき集めるハプニングもありましたが、その対応も含めてお客様に喜んでいただけたので、頑張った甲斐がありました。
北海道と沖縄を除く全国に取引先があるので、出張が多いのもヨシモトアグリの特徴です。地方の場合は新幹線や飛行機で最寄り駅まで行って、レンタカーに乗り換えることが多いです。車の運転は最初苦手でしたが、田舎道で運転を重ねるうちに自然と恐怖心や不安がなくなりました。出張先でご当地の美味しいものを食べるのも楽しみの一つです。
最近は現場監督の補佐で月に1日だけ土曜出社がありますが、基本的には土日休みなので、社会人サークルでフットサルをして運動不足を解消しています。
「こうすればうまくできたかも」悔しさが工夫を重ねる原動力に
豚舎の設計、施工は奥が深く、ひとつの案件を終えるごとに「今の自分だったら最初からこうしたのに」と思うことがあって悔しいです。失敗した経験のうち再現性のあるものは、マニュアルに起こして社員全体に共有できるようにしています。一人では何もできないというのを痛感しているからこそ、後輩がより高いレベルの仕事ができるように、自分の経験をつないでいけたらというのが素直な気持ちです。基礎を固めれば、それをベースに応用ができます。たとえ予測できないことが起きても、冷静に対応できる人になりたいです。
基礎の応用で言うと、ビジネス英会話もそうですね。入社前は社会人になって英語を使うことになるとは思っていませんでしたが、中学で習う文法に専門用語を組み合わせれば意外と通じます。最近は「これなら伝わるかな」と、自分なりに表現をアレンジしてコミュニケーションを楽しんでいます。海外の展示会などでヨーロッパのお取引先と商談する場面を想定すると、ある程度ジョークを言えるくらいには英語を使いこなせるようになりたいです。
一日の流れ
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9:30
出社
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10:00
メールチェック、仕入見積内容の確認など
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12:00
昼食
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13:00
計画図面の作成、海外の取引先に資材見積を依頼
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18:30
終業
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ひとこと
お昼は同期入社の2人とよく会社付近の飲食店に行きます。ハマっているのは地鶏を使った親子丼。この仕事に就いてから、無意識にお肉の生産地や農場の名前が目に入るようになりました。やっぱり国産のお肉は美味しいですね。自分が建築に携わった豚舎のお肉もこうして消費者に届いているのだなと考えると、農家さんの顔も頭に浮かんできて、仕事のモチベーションが上がります。